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1950年代末に始まり、1986年の死の直前までつづく、迷宮のごとき土方巽の多彩な舞踏活動を、色彩豊なポスターをポータルにしてガイダンス

650EXPERIENCE の会 《土方巽DANCE EXPERIENCEの会》 1960.7.23~24

会場
第一生命ホール(日比谷)
作品名
 
花達 / 種子 / キキ / 鳥達 / 禁色 / ディヴィーヌ抄 / 暗体 / DANCE EXPERIENCE3章 / 処理場 マルドロオルの歌より抜萃 1幕
構成・演出・振付
土方巽
出演
土方巽 / 大野一雄 / 大野慶人 / 菊池朝之 ほか
美術
水谷勇夫
関係者
細江英公 / 三島由紀夫 / 金森馨

About the poster

寸法
73.5*52.0
デザイン
荒木実 ARAKI Minoru

About the performance

土方巽の初めてのリサイタル。ポスターに「キキ」外十二章とあるように、12作品が上演された。 「種子」や「暗体」など、土方巽の初期の舞踏を特徴づける作品をみることができる。 また、ジャン・ジュネの小説とロートレアモンの詩作品をモチーフに作品を構成している。なかでも、「ディヴィーヌ抄」は大野一雄が老娼婦に扮してのソロ作品。 ディヴィーヌはその後の大野一雄の当たり役となる。

偶然、銀座の画廊で水谷勇夫の個展を見て、シュルレアリスムの画家として舞台美術を依頼した。 また、水谷を介して、シュルレアリスムの紹介者である瀧口修造と知り合いになる。

プログラムとして「土方巽氏におくる細江英公写真集」があり、無人称のオブジェともいうべき身体表現を表わす写真が多数、掲載されている。 さらに、「中の素材」「素材」と題する土方の文章が寄せられ、自らの履歴を語りながら、舞踊体験や肉体観を表明している。

プログラムには、大野一雄「『けいこ』の断片」や三島由紀夫「危機の舞踊」なども収載されている。

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