Booklet 29 モルフ/アンティ・モルフー「場」をめぐるイメージ論
後藤文子/長岡龍作/和田浩一/岡村幸宣/杉野秀樹/山内宏泰/保坂健二朗/川畑秀明/末盛千枝子 ほか
- 発行: 2022-02-28
208ページ、345g
- 頒価: 1,100円(税込)
【目次】
はじめに (後藤文子)
1 仏の感応と仏像——法身の表象をめぐって(長岡龍作)
小林正人——「画」の「かたち」と「場」(和田浩一)
2 もうひとつの「代表作」——原爆の図丸木美術館という「場」の可能性(岡村幸宣)
瀧口修造コレクションを展示する——書斎の「再現」もしくは…(杉野秀樹)
災害被災物の文化的意味について(山内宏泰)
3 アール・ブリュットとマーケット——価値概念のアンティ・モルフ性から考える(保坂健二朗)
4 形/かたちに関する神経美学的試論——内部モデルとしての美的表現を手がかりとして(川畑秀明)
インターフェイスとしての近代庭園——植物が拓く視座をめぐって(後藤文子)
5 絵本作家たち、編集者たち(末盛千枝子)
6 文献紹介
芸術活動の「場」をつくる未来派のマニフェスト(角田かるあ)
ヨーゼフ・ボイスと拡張された彫塑の「場」——化学、教育、そして「社会彫刻」へ——(水野俊)
「かたち」「不形」としての砂——芸術家ダニ・カラヴァンを生んだ砂漠——(早坂若子)
7 「芸術と<場>」をめぐる諸概念——辞典・事典項目一覧(角田かるあ/水野俊/早坂若子 共編)
8 英文要旨
- Booklet 01 コラボレーション——芸術の可能性
- Booklet 02 サウンドスケープ——アート情報の世界をひらく
- Booklet 03 アート・マネジメント
- Booklet 04 脱芸術/脱資本主義——半プロダクション礼賛
- Booklet 05 ヨーゼフ・ボイス——ハイパーテクストとしての芸術
- Booklet 06 ジェネティック・アーカイヴ・エンジン——デジタルの森で踊る土方巽
- Booklet 07 アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション——アート資料の宇宙
- Booklet 08 黒沢清・誘惑するシネマ
- Booklet 09 ソフィ・カル——歩行と芸術
- Booklet 10 身体をキャプチャーする——表現主義舞踊の系譜
- Booklet 11 芸術のプロジェクト
- Booklet 12 芸術のロケーション
- Booklet 13 記憶としての建築空間——イサム・ノグチ/谷口吉郎/慶應義塾
- Booklet 14 To and From Shuzo Takiguchi
- Booklet 15 文化施設の近未来―アートにおける公共性をめぐって
- Booklet 16 ワークショップのいま――近代性の組み替えにむけて
- Booklet 17 福澤諭吉と近代美術
- Booklet 18 文化観光 『観光』のリマスタリング
- Booklet 19 視×触―視ること、触れること、感じること
- Booklet 20 ゴジラとアトム―原子力は「光の国」の夢を見たか
- Booklet 21 光源体としての西脇順三郎
- Booklet 22 コスモス――いま、芸術と環境の明日に向けて
- Booklet 23 アイドル♥ヒロインを探せ!
- Booklet 24 美術と批評
- Booklet 25 シェイクスピア―拡張する世界
- Booklet 26 mandala musica
- Booklet 27 芸術とアーカイヴ ― ジェネティック・エンジン
- Booklet 28 Royal Bodies 象徴と実在の間
- Booklet 29 モルフ/アンティ・モルフー「場」をめぐるイメージ論
- Booklet 30 没後40年 西脇順三郎──無限の過去、無限の未来
- Booklet 31 槇文彦の諸相──建築と人をつなぐ