Booklet 28 Royal Bodies 象徴と実在の間
小菅隼人/黒沢文貴/神山彰/北野雅弘/萩原健/熊谷知子/田中里奈/稲山玲/森村泰昌
- 発行: 2020-09-30
185ページ、308g
- 頒価: 1,000円(税込)
【目次】
はじめに(小菅隼人)
1 序論:象徴と実在の間ー〈天皇〉の二つの身体(小菅隼人)
2 軍事指導者としての天皇(黒沢文貴)
3 歌舞伎のなかの王権表象(神山彰)
4 ギリシア悲劇における毀損された王の身体(北野雅弘)
5 寿がれる「ヒトラー」ー戦後日本の舞台での〈ナチス式敬礼〉をめぐって(萩原健)
6 演劇における乃木希典ー真山青果『乃木将軍』を中心に(熊谷知子)
7 宝塚歌劇における多重化された皇室の女性たちー『双頭の鷲』(2016)の王妃の解釈可能性をめぐって(田中里奈)
8 天皇を表象するー野田秀樹『TABOO』における「てんのう」の記号とパフォーマンス(稲山玲)
【特別対談】
〈まねぶ〉方法あるいは自画像的演技論ー森村泰昌に聞く(森村泰昌×小菅隼人〔聞き手〕)
参考文献 各論者が推薦する5冊
- Booklet 01 コラボレーション——芸術の可能性
- Booklet 02 サウンドスケープ——アート情報の世界をひらく
- Booklet 03 アート・マネジメント
- Booklet 04 脱芸術/脱資本主義——半プロダクション礼賛
- Booklet 05 ヨーゼフ・ボイス——ハイパーテクストとしての芸術
- Booklet 06 ジェネティック・アーカイヴ・エンジン——デジタルの森で踊る土方巽
- Booklet 07 アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション——アート資料の宇宙
- Booklet 08 黒沢清・誘惑するシネマ
- Booklet 09 ソフィ・カル——歩行と芸術
- Booklet 10 身体をキャプチャーする——表現主義舞踊の系譜
- Booklet 11 芸術のプロジェクト
- Booklet 12 芸術のロケーション
- Booklet 13 記憶としての建築空間——イサム・ノグチ/谷口吉郎/慶應義塾
- Booklet 14 To and From Shuzo Takiguchi
- Booklet 15 文化施設の近未来―アートにおける公共性をめぐって
- Booklet 16 ワークショップのいま――近代性の組み替えにむけて
- Booklet 17 福澤諭吉と近代美術
- Booklet 18 文化観光 『観光』のリマスタリング
- Booklet 19 視×触―視ること、触れること、感じること
- Booklet 20 ゴジラとアトム―原子力は「光の国」の夢を見たか
- Booklet 21 光源体としての西脇順三郎
- Booklet 22 コスモス――いま、芸術と環境の明日に向けて
- Booklet 23 アイドル♥ヒロインを探せ!
- Booklet 24 美術と批評
- Booklet 25 シェイクスピア―拡張する世界
- Booklet 26 mandala musica
- Booklet 27 芸術とアーカイヴ ― ジェネティック・エンジン
- Booklet 28 Royal Bodies 象徴と実在の間
- Booklet 29 モルフ/アンティ・モルフー「場」をめぐるイメージ論
- Booklet 30 没後40年 西脇順三郎──無限の過去、無限の未来
- Booklet 31 槇文彦の諸相──建築と人をつなぐ