慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

Booklet 13 記憶としての建築空間——イサム・ノグチ/谷口吉郎/慶應義塾

 
前田富士男/藤岡洋保/由良滋/森仁史/柳井康弘/新見隆/熊倉敬聡/吉田和夫/芝山哲也/河合正朝/前田富士男/寺地亜衣
  • 発行: 2005-01-15
  • B5変型、230ページ、370g

  • 頒価: 700円(税込)
  • 在庫無し

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本号は、2004年に生誕百周年を迎えた「空間アーティスト」イサム・ノグチと建築家谷口吉郎が三田キャンパスに共同して製作した《第二研究室(萬來舎)》をめぐる特集です。彼らの空間芸術の特性や歴史的位置づけ、またこのような芸術作品の保存、文化財の保護などを多面的に考察します。


はじめに—— (前田富士男)

1. 慶應義塾と建築家・谷口吉郎 (藤岡洋保)
    慶應義塾との絆——新「萬來舎」建設から解体へ (由良滋)
    工芸財団フィルム・アーカイブにおけるイサム・ノグチ——工芸指導所とノグチの創作活動 (森仁史)
    新萬來舎(ノグチ・ルーム)に関する3つの照明彫刻 (柳井康弘)

2. 万人のための芸術——新萬來舎の意味するもの (新見隆)
    <萬來喫茶イサム>——新「萬來舎」を生きるある試み (熊倉敬聡)

3. イサム・ノグチと谷口吉郎の精神性の継承と新たな創造 (吉田和夫)
    新たな拠点にふさわしい対話の場の創造 (芝山哲也)
   「新萬來舎」の解体——萬來舎/ノグチ・ルームの一部移築・復元にかかわる過誤 (河合正朝)

4. 記憶としての造形空間とカウンター・モニュメント——イサム・ノグチ《ノグチ・ルーム》におけるトポスとサイト(前田富士男)

5. 関連年表(柳井康弘編)
    研究資料(寺地亜衣編)


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