Booklet 11 芸術のプロジェクト
前田富士男/熊倉敬聡/三宅理一/鈴木拓生/南條史生/内田まほろ/高山正也/岩竹徹/川又啓子/米屋尚子/和田充夫/美山良夫
- 発行: 2004-01-31
B5変型、120ページ、220g
- 頒価: 700円(税込)
- 在庫無し
アート・センターは2003年秋に10周年を迎えました。これを記念しブックレットを2冊同時刊行いたします。当センターでは美術・音楽・映画・舞踊などさまざまなアートを多様なスタイルで紹介してきましたが、今回は「芸術とは何か」という原点にかえり、「プロジェクト」「ロケーション」をキーワードに18人の研究者たちが“競演”します。
はじめに——慶應義塾大学アート・センター開設10周年記念を迎えて(前田富士男)
1. 身体的「知力」の復権に向けて——ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」再考(熊倉敬聡)
2. 歩行者の流れに関する可視化モデルの研究(三宅理一・鈴木拓生)
3. 今、美術館を創ること(南條史生)
4. 科学館というアートミュージアム——サイエンスミュージアム変革の試み(内田まほろ)
5. アート・アーカイヴズ論の研究——情報メディア記述の統合についての考察(高山正也)
6. コンピュータ音楽の挑戦——2つのCOEプロジェクトを中心に(岩竹徹)
7. アートとマーケティング——Marketing as Communication(川又啓子)
8. わが国の舞台芸術と芸術政策——文化芸術振興基本法を契機に(米屋尚子)
9. ビジネス・マネジメントとアートの邂逅(和田充夫)
10. 大学院アート・マネジメント教育の目的と課題——カリキュラム・モデル構築をめざして(美山良夫)
付録
- Booklet 01 コラボレーション——芸術の可能性
- Booklet 02 サウンドスケープ——アート情報の世界をひらく
- Booklet 03 アート・マネジメント
- Booklet 04 脱芸術/脱資本主義——半プロダクション礼賛
- Booklet 05 ヨーゼフ・ボイス——ハイパーテクストとしての芸術
- Booklet 06 ジェネティック・アーカイヴ・エンジン——デジタルの森で踊る土方巽
- Booklet 07 アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション——アート資料の宇宙
- Booklet 08 黒沢清・誘惑するシネマ
- Booklet 09 ソフィ・カル——歩行と芸術
- Booklet 10 身体をキャプチャーする——表現主義舞踊の系譜
- Booklet 11 芸術のプロジェクト
- Booklet 12 芸術のロケーション
- Booklet 13 記憶としての建築空間——イサム・ノグチ/谷口吉郎/慶應義塾
- Booklet 14 To and From Shuzo Takiguchi
- Booklet 15 文化施設の近未来―アートにおける公共性をめぐって
- Booklet 16 ワークショップのいま――近代性の組み替えにむけて
- Booklet 17 福澤諭吉と近代美術
- Booklet 18 文化観光 『観光』のリマスタリング
- Booklet 19 視×触―視ること、触れること、感じること
- Booklet 20 ゴジラとアトム―原子力は「光の国」の夢を見たか
- Booklet 21 光源体としての西脇順三郎
- Booklet 22 コスモス――いま、芸術と環境の明日に向けて
- Booklet 23 アイドル♥ヒロインを探せ!
- Booklet 24 美術と批評
- Booklet 25 シェイクスピア―拡張する世界
- Booklet 26 mandala musica
- Booklet 27 芸術とアーカイヴ ― ジェネティック・エンジン
- Booklet 28 Royal Bodies 象徴と実在の間
- Booklet 29 モルフ/アンティ・モルフー「場」をめぐるイメージ論
- Booklet 30 没後40年 西脇順三郎──無限の過去、無限の未来
- Booklet 31 槇文彦の諸相──建築と人をつなぐ