Booklet 10 身体をキャプチャーする——表現主義舞踊の系譜
前田富士男/ヴァレリー=プレストン・ダンロップ/ヘートヴィヒ・ミュラー/パトリツィア・シュテッケマン/松澤慶信
- 発行: 2003-03-31
B5変型、96ページ、175g
- 頒価: 700円(税込)
ドイツ表現主義舞踊を築き上げた3人の革新者、ルドルフ・フォン・ラバン、マリー・ヴィグマン、クルト・ヨース。彼らの偉大なる業績を紹介・分析しながら、身体表現における問題について、第一線で活躍中の学者たちが考察を試みた。2001年夏・慶應義塾大学にておこなわれたシンポジウムでの講演内容を採録・編纂。
はじめに(前田富士男)
1. ラバンの理論(ヴァレリー=プレストン・ダンロップ)
2. マリー・ヴィグマンの舞踊芸術(ヘートヴィヒ・ミュラー)
3. クルト・ヨースについて(パトリツィア・シュテッケマン)
4. われわれの時代のダンスと表現主義舞踊についての覚え書き(松澤慶信)
5. 線描(Zeichnung)と書記(Schrift)、あるいは造形と舞踊 ——ドイツ表現主義の再定義(前田富士男)
6. ラバン、ヴィグマン、ヨースに関する参考文献
- Booklet 01 コラボレーション——芸術の可能性
- Booklet 02 サウンドスケープ——アート情報の世界をひらく
- Booklet 03 アート・マネジメント
- Booklet 04 脱芸術/脱資本主義——半プロダクション礼賛
- Booklet 05 ヨーゼフ・ボイス——ハイパーテクストとしての芸術
- Booklet 06 ジェネティック・アーカイヴ・エンジン——デジタルの森で踊る土方巽
- Booklet 07 アート・アーカイヴズ/ドキュメンテーション——アート資料の宇宙
- Booklet 08 黒沢清・誘惑するシネマ
- Booklet 09 ソフィ・カル——歩行と芸術
- Booklet 10 身体をキャプチャーする——表現主義舞踊の系譜
- Booklet 11 芸術のプロジェクト
- Booklet 12 芸術のロケーション
- Booklet 13 記憶としての建築空間——イサム・ノグチ/谷口吉郎/慶應義塾
- Booklet 14 To and From Shuzo Takiguchi
- Booklet 15 文化施設の近未来―アートにおける公共性をめぐって
- Booklet 16 ワークショップのいま――近代性の組み替えにむけて
- Booklet 17 福澤諭吉と近代美術
- Booklet 18 文化観光 『観光』のリマスタリング
- Booklet 19 視×触―視ること、触れること、感じること
- Booklet 20 ゴジラとアトム―原子力は「光の国」の夢を見たか
- Booklet 21 光源体としての西脇順三郎
- Booklet 22 コスモス――いま、芸術と環境の明日に向けて
- Booklet 23 アイドル♥ヒロインを探せ!
- Booklet 24 美術と批評
- Booklet 25 シェイクスピア―拡張する世界
- Booklet 26 mandala musica
- Booklet 27 芸術とアーカイヴ ― ジェネティック・エンジン
- Booklet 28 Royal Bodies 象徴と実在の間
- Booklet 29 モルフ/アンティ・モルフー「場」をめぐるイメージ論
- Booklet 30 没後40年 西脇順三郎──無限の過去、無限の未来
- Booklet 31 槇文彦の諸相──建築と人をつなぐ