ARTLET 60 アート・センター 2013–2023
慶應義塾大学に「アート・センター」という新たな組織が誕生して、30周年を迎えました。アート・センターとは名乗るものの、当初その守備領域はいわゆる戦後芸術で、具体的には20世紀の美術、音楽、映画、演劇、舞踏、写真などの研究・普及をその主たる目的として、産声を挙げています。創立後数年を経たころからは、新たに各種芸術関連の資料体を整理・保存し公開するアーカイヴの活動が始まり、現在複数が継続運用中となっています。
隣接する文学・社会学などの諸学問との深い関わりから、関連の活動も増加し、次第に戦後芸術という枠組みを越境する機会も多くなりましたが、とくに社会教育の場であるミュージアム機能も兼ね備えた2011年以降は、博物館業界や地域との連携がますます増加する勢いとなっています。
創立20周年の折に、それまでのアート・センターの活動を振り返る号をつくりましたので、今回はその後10年に、飛躍的に活動規模を増大させたアート・センターの歩みを、ご報告することといたします。今後のアート・センターの諸活動に、引き続きのご協力を賜りますようにお願い申し上げる次第です。(所長 内藤正人)
ARTICLES
- アート・センター2013–2023
INFORMATION
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- ARTLET 20 ADR (Art Documentation and Registration)
- ARTLET 21 メディアとアート
- ARTLET 22 CADとデザイン
- ARTLET 23 芸術療法とその周辺
- ARTLET 24 瀧口修造 1958 —— 旅する眼差し
- ARTLET 25 映画における真実(リアル)
- ARTLET 26 Note~ノートする~
- ARTLET 27 油井正一&アスペクト・イン・ジャズ
- ARTLET 28 検索というポリティクス
- ARTLET 29 波(ウェイブ)
- ARTLET 30 大学にとって研究所とは?
- ARTLET 31 絶叫/爆音
- ARTLET 32 botanical garden ── 神と魔女が出合う園
- ARTLET 33 東京タワーとスカイツリー
- ARTLET 34 建築と記憶・歴史
- ARTLET 35 「テレビの時代」の終焉
- ARTLET 36 東北と芸術
- ARTLET 37 西脇順三郎
- ARTLET 38 3・11以降の芸術 3・11以降の学問
- ARTLET 39 展覧会という仕掛け
- ARTLET 40 アート・センター開設20年 ── 芸術の未来に向けて
- ARTLET 40別冊 アート・センター20年の歩み
- ARTLET 41 実験工房 ── アートの創造
- ARTLET 42 舞踏、その世界性
- ARTLET 43 ルパンとジャズ・スタディーズ
- ARTLET 44 ライブ×メディア― 演劇と映像の関係性をめぐって
- ARTLET 45 アートと企業活動の、現在
- ARTLET 46 スポーツ―拡張する身体
- ARTLET 47 アートと地域連携
- ARTLET 48 ユニバーシティ・ミュージアム
- ARTLET 49 北斎 HOKUSAI
- ARTLET 50 Butohの現在II 土方巽への問い
- ARTLET 51 慶應義塾大学アート・センター アーカイヴ・コレクション
- ARTLET 52 映画祭からうまれるもの
- ARTLET 53 スイングしながら、学問を。
- ARTLET 54 「歩み寄るアートと科学」への問い
- ARTLET 55 Hip Hop ストリートと学知
- ARTLET 56 有元利夫の素描─その「音楽」の源へ
- ARTLET 57 瀧口修造のアクチュアリティを現在に接続する
- ARTLET 58 アート・センター開設30周年──挑戦を続けて
- ARTLET 59 駒井哲郎 ─ 線が描き出す芸術家の軌跡
- ARTLET 60 アート・センター 2013–2023
- ARTLET 61 美術品が学び舎に住まうとき