ARTLET 54 「歩み寄るアートと科学」への問い
1959年、英国の物理学者C. P. スノー(1905‒1980)はケンブリッジ大学での講演「二つの文化と科学革命」において、人文科学者と自然科学者それぞれの文化の間に深淵な断絶を指摘した。それから60年を経て今、アートは、新しいテクノサイエンスと社会、人間と環境などさまざまな問題に対峙し、断絶より、むしろ相互に関与し合う新たな関係を切り拓いている。では、そうした現状に対して、我々はいま何を問いかけ得るだろうか。今号は、そこでの問いかけをめぐる多様な関心のありかを特集する。
FEATURE ARTICLES 「歩み寄るアートと科学」への問い
- 芸術と科学に境界はあるのか? 南條史生
- 芸術と科学が向かう先 内田まほろ
- バイオアート/バイオデザインの今日 長谷川紫穂
- 画家を包容する自然をめぐって 後藤文子
TOPICS
- 活躍する先輩『テレビの世界で触れた芸術』 角谷 暁子
INFORMATION
- 活動報告
- ARTLET 準備号
- ARTLET 01
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- ARTLET 16 アナログ/デジタル
- ARTLET 17 ファッション
- ARTLET 18 ミュージアムマネジメント
- ARTLET 19 音霊(おとだま)
- ARTLET 20 ADR (Art Documentation and Registration)
- ARTLET 21 メディアとアート
- ARTLET 22 CADとデザイン
- ARTLET 23 芸術療法とその周辺
- ARTLET 24 瀧口修造 1958 —— 旅する眼差し
- ARTLET 25 映画における真実(リアル)
- ARTLET 26 Note~ノートする~
- ARTLET 27 油井正一&アスペクト・イン・ジャズ
- ARTLET 28 検索というポリティクス
- ARTLET 29 波(ウェイブ)
- ARTLET 30 大学にとって研究所とは?
- ARTLET 31 絶叫/爆音
- ARTLET 32 botanical garden ── 神と魔女が出合う園
- ARTLET 33 東京タワーとスカイツリー
- ARTLET 34 建築と記憶・歴史
- ARTLET 35 「テレビの時代」の終焉
- ARTLET 36 東北と芸術
- ARTLET 37 西脇順三郎
- ARTLET 38 3・11以降の芸術 3・11以降の学問
- ARTLET 39 展覧会という仕掛け
- ARTLET 40 アート・センター開設20年 ── 芸術の未来に向けて
- ARTLET 40別冊 アート・センター20年の歩み
- ARTLET 41 実験工房 ── アートの創造
- ARTLET 42 舞踏、その世界性
- ARTLET 43 ルパンとジャズ・スタディーズ
- ARTLET 44 ライブ×メディア― 演劇と映像の関係性をめぐって
- ARTLET 45 アートと企業活動の、現在
- ARTLET 46 スポーツ―拡張する身体
- ARTLET 47 アートと地域連携
- ARTLET 48 ユニバーシティ・ミュージアム
- ARTLET 49 北斎 HOKUSAI
- ARTLET 50 Butohの現在II 土方巽への問い
- ARTLET 51 慶應義塾大学アート・センター アーカイヴ・コレクション
- ARTLET 52 映画祭からうまれるもの
- ARTLET 53 スイングしながら、学問を。
- ARTLET 54 「歩み寄るアートと科学」への問い
- ARTLET 55 Hip Hop ストリートと学知
- ARTLET 56 有元利夫の素描─その「音楽」の源へ
- ARTLET 57 瀧口修造のアクチュアリティを現在に接続する
- ARTLET 58 アート・センター開設30周年──挑戦を続けて
- ARTLET 59 駒井哲郎 ─ 線が描き出す芸術家の軌跡
- ARTLET 60 アート・センター 2013–2023
- ARTLET 61 美術品が学び舎に住まうとき