ARTLET 48 ユニバーシティ・ミュージアム
ミュージアムは今、大きな岐路に立っているように見える。近代に生まれた市民に開かれたミュージアムは社会の変遷、時代の移り変わりの中で役割を変え、新しい在り方を模索している。その中でユニバーシティ・ミュージアムはどのような存在なのだろうか。大学という学問の場にあり、常に研究や先端的な問題意識と隣接する環境は、ポピュリズムに陥ることに歯止めをかけ、本質的な問いかけに立ち戻ることを可能にするだろう。一方、大学という文脈で見るならば、学問の場を外へと開く窓の役目を果たすと言ってもよい。社会の中での大学という視点が求められる今日、その存在はますます意味を益していると言えよう。
ユニバーシティ・ミュージアムはミュージアム、大学、双方のコンテクストをクロスさせ、新しい知の創造を生み出す接点として機能するだろう。
Feature Articles ユニバーシティ・ミュージアム
- 国際博物館会議 大学博物館・コレクション国際員会(ICOM UMAC)第17回大会 報告 本間 友
- 今日の大学アートギャラリーの役割 オクタヴィアン・エサヌ
- 中国のユニバーシティ・ミュージアム 蔡 涛
- 攻める博物館を目指して−−早稲田大学演劇博物館の実践 岡室 美奈子
TOPICS
- 活躍する先輩『出来事とその記録』 西川 美穂子
INFORMATION
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- ARTLET 24 瀧口修造 1958 —— 旅する眼差し
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- ARTLET 31 絶叫/爆音
- ARTLET 32 botanical garden ── 神と魔女が出合う園
- ARTLET 33 東京タワーとスカイツリー
- ARTLET 34 建築と記憶・歴史
- ARTLET 35 「テレビの時代」の終焉
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- ARTLET 38 3・11以降の芸術 3・11以降の学問
- ARTLET 39 展覧会という仕掛け
- ARTLET 40 アート・センター開設20年 ── 芸術の未来に向けて
- ARTLET 40別冊 アート・センター20年の歩み
- ARTLET 41 実験工房 ── アートの創造
- ARTLET 42 舞踏、その世界性
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- ARTLET 44 ライブ×メディア― 演劇と映像の関係性をめぐって
- ARTLET 45 アートと企業活動の、現在
- ARTLET 46 スポーツ―拡張する身体
- ARTLET 47 アートと地域連携
- ARTLET 48 ユニバーシティ・ミュージアム
- ARTLET 49 北斎 HOKUSAI
- ARTLET 50 Butohの現在II 土方巽への問い
- ARTLET 51 慶應義塾大学アート・センター アーカイヴ・コレクション
- ARTLET 52 映画祭からうまれるもの
- ARTLET 53 スイングしながら、学問を。
- ARTLET 54 「歩み寄るアートと科学」への問い
- ARTLET 55 Hip Hop ストリートと学知
- ARTLET 56 有元利夫の素描─その「音楽」の源へ
- ARTLET 57 瀧口修造のアクチュアリティを現在に接続する
- ARTLET 58 アート・センター開設30周年──挑戦を続けて
- ARTLET 59 駒井哲郎 ─ 線が描き出す芸術家の軌跡
- ARTLET 60 アート・センター 2013–2023
- ARTLET 61 美術品が学び舎に住まうとき