描かれた古 ―近世日本の好古と書物出版―
いにしえの文物はいつの世もひとの心を惹きつけてやみません。
江戸時代、武家や公家、豪商、学者、芸文家たちの間にそうした好古の癖を持つ人々が多数出現しました。彼らは古典といえる書物のみならず、古書画や古器旧物など、今日でいう文化財の類をひろく集めて愛玩し、所有の叶わないものは模写・模造・模刻を制作し、またそれらの情報をたがいに共有するなどしていにしえを想うよすがとしていました。
こうした近世日本の好古のいとなみは、当代の出版文化の隆盛と結びつき、多くの書物が編纂・刊行されることとなります。また単にモノを愛玩するに留まらず、いにしえに学び、それを自身の創作活動に活かしていた人々も少なくありません。
本展覧会ではそうした近世期の人々が過去に向けていた多様な関心のありように光をあてています。歴史、文学、美術、考古学など現代の諸学問分野へと枝分かれする以前の、近世日本の〈好古〉に迫ります。
日時
2016年11月14日[月]〜2016年12月16日[金]
場所
第一会場:慶應義塾図書館展示室[三田]
第二会場:慶應義塾大学アート・スペース
対象
どなたでもご観覧いただけます
日時
2016年11月14日[月]〜2016年12月16日[金](月曜〜金曜、10:00〜17:00)
第一会場:日・祝日・11月17日〜19日休館
平日 9時〜18時20分 土曜 9時〜16時50分
*学外者は図書館受付にて要入館手続
第二会場:土・日・祝日・11月17日〜19日休館
平日 10時〜17時
場所
慶應義塾大学アート・スペース
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス南別館1F
最寄駅:JR山手線・京浜東北線田町駅、地下鉄三田線三田駅、大江戸線赤羽橋
対象
どなたでもご観覧いただけます
費用
入場無料
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター
03-5427-1621
pj.ca.oiek.tsda@ijnet-ca
主催・共催など
慶應義塾大学付属斯道文庫、慶應義塾大学アート・センター、慶應義塾図書館