ユーザーの領分──版画・写真・マルティプル作品の過去/現在
慶應義塾は2008年に創立150年を迎えました。これを記念してアート・センターでは版画を主とする慶應義塾所蔵作品展を開催いたします。
現代はつねに芸術作品を、アーティストの制作(ポイエーシス)と鑑賞者の眼差しから受けとめます。むろん情報社会ゆえ、消費対象としてインターネット・オークション市場にも登場させます。
けれども作品は、別の領分も生きざるをえません──とりわけ、版画や写真、マルティプル(複数制作品)といった小作品は、です。作品所有者・ユーザーは、小作品であればこそ、こともなげに作品を使用・利用・転用します。ここは、ユーザーが主役を演じる領分なのです。
本展は、「ユーザー=教育者」のケース・スタディ。この奇妙な主役はいったい、小作品の発散する祈りや呪詛、諷刺、抗議、欲望、不安をとらえうるのでしょうか。
日時
2008年12月3日(水)〜13日(土)
場所
三田キャンパス 東館展示スペース
対象
日時
2008年12月3日(水)〜13日(土)12:00-18:00[7日(日)休]
場所
三田キャンパス 東館展示スペース
対象
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター tel:03-5427-1621
pj.ca.oiek.tsda@8002selpitlum-c-tra
主催・共催など
慶應義塾大学アート・センター