慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

アート・アーカイヴ資料展XXIV:西脇順三郎没後40年記念展 「フローラの旅」 アート・アーカイヴ資料展XXIV

 慶應義塾大学アート・センターでは2010年に新倉俊一氏(元明治学院大学名誉教授、英文学研究者)から西脇資料のご寄贈を受け、アート・アーカイヴの西脇順三郎コレクションを2012年より運営してきました。このたび没後40年を記念し、「歩く」という身体移動を伴いつつ路傍の野草に心を寄せた詩人の活動を「フローラの旅」と名づけ、詩の世界が創造されるプロセスに光をあてます。

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日時

会期:2023年1月16日 (月) - 3月17日 (金)(月曜〜金曜、11:00–18:00)
休館日:土・日・祝。ただし、1月28日(土)は臨時開館。

場所

慶應義塾大学アート・センター
(三田キャンパス南別館1階アート・スペース)

対象

どなたでもご参加いただけます

費用

入場無料

お問い合わせ

慶應義塾大学アート・センター
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
TEL 03-5427-1621 FAX 03-5427-1620
担当:森山緑 

展覧会[アート・アーカイヴ資料展 XXIV]

日時

会期:2023年1月16日 (月) - 3月17日 (金) 月曜〜金曜、11:00–18:00
休館日:土・日・祝。ただし、1月28日(土)は臨時開館。

場所

慶應義塾大学アート・センター(三田キャンパス南別館1階アート・スペース)
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス南別館
最寄駅:JR山手線・京浜東北線田町駅、地下鉄三田線三田駅、大江戸線赤羽橋

対象

どなたでもご参加いただけます

費用

入場無料

お問い合わせ

慶應義塾大学アート・センター
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
TEL 03-5427-1621 FAX 03-5427-1620
担当:森山緑 

主催・共催など

主催:慶應義塾大学アート・センター
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団


展覧会へお越しの皆さまへ

「アート・スペース」は小規模の展示室になります。
学生向け授業または一般団体で、15名以上でお越しの際は、
事前にアート・センターまでお知らせください。
スムーズにご覧いただけるよう、リーフレットなどの準備をいたします。

他のお客様もいらっしゃいますので、
ご迷惑とならないよう、ご配慮いただけますと幸いです。

また、授業等でアート・スペース内にてレクチャーをされる場合は
必ず事前にアート・センターへご相談ください。

ご理解・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。


 2022年、没後40年を迎えた西脇順三郎は戦前・戦後を通じて日本の現代詩に大きな影響を与えました。「新しい思考の創造者」として世に出した詩篇、散文、詩論の数々は、21世紀の現在でも色あせることがありません。

 本展では、西脇の詩世界を「散歩」と「フローラ」という2つのキーワードを設定して、西脇の詩世界を探求します。教鞭を執っていた港区三田界隈、住居を構えた白金台や渋谷、代々木などをはじめとする都内の各所に加え、人々との交流の中で出向いた世田谷や多摩川べりを詩人は歩きました。そしてふと目にした野草たちに心を寄せ、ふだんは地味で目立つことのない草花たちが鮮やかに、不思議な音となって詩に現れることになります。歩くという身体動作すなわち空間移動をしながら、野草を手にとり、さらにそれらを貼り付けて押し花にするプロセスは、詩人が身体の五感を用いてイマージュの世界を創出していた証といえるでしょう。時空を超え、永劫に像をむすぶ「幻影の人」を追い求めた西脇順三郎の芸術の根底にある「散歩」と「フローラ」をあらためて意識して、西脇作品を鑑賞してくだされば幸いです。