アート・アーカイヴ資料展XXIII 槇文彦と慶應義塾 II:建築のあいだをデザインする
2020年度に開催した「アート・アーカイヴ資料展XXI 槇文彦と慶應義塾I:反響するモダニズム」に続き、慶應義塾に存在する槇文彦による建築の意義を問う展覧会シリーズの第2回展。今回は槇がキャンパス全体のグランドデザインから一貫して関わり続けた、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)を取り上げる。
槇はかねてより個々の建築物が関係することで生み出される全体の効果について探求しており、その中でも共通の因子を持つ建築物が連関することで全体のフレームを形成する「群造形」を提唱していた。建築物同士の関係性を重視したこの思想を槇は各所で試みていたが、何もないところから全てを作り上げる必要があったSFCの整備計画は、それを巨大な規模で実践する格好の機会であった。本展覧会ではこうした点に着目し、群造形という概念をキャンパスの生成に用いることで、槇がどのような環境を創出したのかを探っていく。
展覧会ギャラリートーク
展示の見どころを担当学芸員が解説する動画をYou Tubeで公開しています。
こちらよりぜひご覧ください。
Walking around SFC|湘南藤沢キャンパス(SFC)を歩いてみる
「SFCを歩いてみる」と題し、槇文彦の思想を紐解きながらSFC構内を散策する動画をYouTubeで公開いたしました。
本動画は展示会場でもご覧いただけます。槇文彦の構築した風景を解説とともに是非お楽しみください。
YouTube:1. ループ道路
2. 正面ファサード〜槇文彦ルーム
3. 眺望を体験する
写真:SFCキャンパス・M館
Photo by: Ryota Atarashi
日時
会期:2022年10月3日 (月) - 12月16日 (金)(月曜〜金曜、11:00–18:00)
休館日:土・日・祝
場所
Keio University Art Center
[Keio University Mita Campus South Annex]
対象
どなたでもご参加いただけます
日時
会期:2022年10月3日 (月) - 12月16日 (金) 月曜〜金曜、11:00–18:00
休館日:土・日・祝
場所
慶應義塾大学アート・センター(三田キャンパス南別館1階アート・スペース)
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス南別館
最寄駅:JR山手線・京浜東北線田町駅、地下鉄三田線三田駅、大江戸線赤羽橋
対象
どなたでもご参加いただけます
費用
入場無料
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター
Tel: 03-5427-1621
pj.ca.oiek.tsda@ijnet-ca
主催・共催など
主催:慶應義塾大学アート・センター
展覧会へお越しの皆さまへ
「アート・スペース」は小規模の展示室になります。
学生向け授業または一般団体で、15名以上でお越しの際は、
事前にアート・センターまでお知らせください。
スムーズにご覧いただけるよう、リーフレットなどの準備をいたします。
他のお客様もいらっしゃいますので、
ご迷惑とならないよう、ご配慮いただけますと幸いです。
また、授業等でアート・スペース内にてレクチャーをされる場合は
必ず事前にアート・センターへご相談ください。
ご理解・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
SFCキャンパス正面前
正面建物:Μ館(メディアセンター[図書館]、インフォメーションテクノロジーセンター[ITC])、左側:Ω館、右側:A館(本館)
M館前広場
槇文彦ルーム( M館4階)
左から:ε館、ι館、ο館、λ館(すべて研究・教室棟)
ο館から研究・教室棟群の間の小道を見通す
いずれもPhoto by: Ryota Atarashi