ラーニング・ワークショップ「放送博物館」で考えるーアナログ技術のこれまで・これから
港区は、テレビ・ラジオのキー局の多くが本社をかまえる放送の中心地です。また、東京放送局(NHKの前身)がラジオ本放送を開始した「放送のふるさと」愛宕山に所在するNHK放送博物館を中心に、放送に関する歴史・文化も集積しています。
放送におけるさまざまな技術はアナログからデジタルに変容し、また、デジタル技術と情報技術の急速な進歩により、SNSなどに代表される個人メディアが台頭しています。
個人メディアが全盛を迎える現代において、放送文化がどのように継承され、新たな記録媒体と接触しながら更新されていくのか、デジタル化の重要性を再確認しつつ、アナログな「もの」の価値や重要性を改めて考える契機とします。
本ラーニング・ワークショップでは、長く報道の現場におられカメラなど数々の記録媒体を扱ってこられた川村誠さん(元・NHK放送博物館館長)に「記録媒体の変遷と技術」についてお話しいただき、ディスカッションを行います。2025年に迎える「放送開始100年」を前に、放送とそれが担っていた文化をどのように継承していくのか考えます。
ディスカッション後には、愛宕山8Kシアターでの体験会、放送博物館の展示見学も予定されています。
日時
2024年12月21日(土)13:00-16:00(予定)
場所
NHK放送博物館
対象
どなたでもご参加いただけます
定員20名(応募多数の場合は抽選)
費用
参加無料
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター
「都市のカルチュラル・ナラティヴ」プロジェクト(担当:石本・馬渕)
Tel. 03-5427-1621 Fax. 03-5427-1620
pj.ca.oiek.c-tra@yranuc
ワークショップ[都市のカルチュラル・ナラティヴ]
日時
2024年12月21日(土)13:00-16:00(予定)
場所
NHK放送博物館
https://www.nhk.or.jp/museum/
〒105-0002 東京都港区愛宕2-1-1
TEL 03-5400-6900
日比谷線 神谷町駅下車(3番出口) 徒歩8分
虎ノ門ヒルズ駅下車(A1出口) 徒歩10分
銀座線 虎ノ門駅下車(1番出口) 徒歩13分
都営三田線 御成門駅下車(A5出口) 徒歩10分
JR 新橋駅下車(烏森口) 徒歩20分
対象
どなたでもご参加いただけます
定員20名(応募多数の場合は抽選)
費用
参加無料
お申し込み方法
お申し込みはこちらから
〆切:2024年12月9日(月)
定員:20名
* 応募者多数の場合、抽選となります。
登壇者/出演者
NHK放送博物館 エグゼクティブプロデューサー(学芸員) 川村 誠さん
川村 誠(かわむら まこと)
兵庫県出身
1985 年東京農工大学工学部卒 博物館学芸員資格取得
同年 NHK 入局、以来報道カメラマンとして名古屋 岡山 長野 福岡 映像取材部(東京)
でニュース 番組取材に従事。
1995 年の阪神大震災取材のほか、1998 年の長野五輪では白馬会場の取材を担当し「日の丸
飛行隊 スキージャンプ団体金メダル」の歴史的瞬間を撮影。25 年間の現場取材経験を経
て、NHK の映像 資料を保存 展開するアーカイブス部勤務時に映像音声資料の保存提供
システム構築に参画。
2014 年から 3 年間、旭川放送局局長として地域の公共放送の理解促進に取り組む。
2020 年 9 月、放送博物館館長に就任。
2024 年 8 月よりエグゼクティブプロデューサーとして学芸業務に従事。
タイムテーブル
第一部
13:00:トークイベント&ディスカッション
スピーカー:NHK放送博物館 エグゼクティブプロデューサー(学芸員) 川村 誠さん
(聞き手: 慶應義塾大学アート・センター 石本 華江)
コメンテーター: NHK放送文化研究所メディア研究部 主任研究員 東山 一郎さん
第一部の最後には愛宕山8Kシアター体験会が予定されています。
第二部
15:00:NHK放送博物館 館内展示を自由見学
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター
「都市のカルチュラル・ナラティヴ」プロジェクト(担当:石本・馬渕)
Tel. 03-5427-1621 Fax. 03-5427-1620
pj.ca.oiek.c-tra@yranuc
主催・共催など
主催:「都市のカルチュラル・ナラティヴ」プロジェクト実行委員会
慶應義塾大学アート・センター
助成:令和6年度 文化庁 Innovate MUSEUM事業
NHK放送博物館とは
NHK放送博物館は、1956年に、世界最初の放送専門のミュージアムとして、“放送のふるさと”愛宕山に開館しました。
日本の放送が始まってから90余年、放送は、ラジオからテレビへ、さらに衛星放送、ハイビジョン、デジタル放送へと大きく進歩・発展してきました。
放送博物館では、こうした放送の歴史に関するさまざまな実物展示をはじめ、だれもが自由に利用できる「番組公開ライブラリー」なども公開しています。
参考写真
NHK放送博物館
過去の視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップの様子