慶應義塾大学アート・センター Keio University Art Center

【追悼】建築家・槇文彦さん

建築家の槇文彦氏が6月6日にご逝去なされました。

槇氏はかつて慶應義塾に通学していただけではなく、長じて建築家となられた後、慶應義塾では三田キャンパスの図書館と大学院と校舎、日吉キャンパスの図書館などを設計しています。特に湘南藤沢キャンパスの校舎群は、槇氏が提唱する「群造形」の貴重な実践例として国内外から高い評価を得ています。
またアート・センターでは「槇文彦と慶應義塾」と題し、慶應義塾における槇氏の建築物についての展覧会を2020および2022年度の2回にわたって開催してきました。
第1回目の開催に際しては、自ら展覧会にご来場くださり、当時の思い出などをお話しくださった槇氏の温かい人柄がとても印象に残っています。

慶應義塾のみならず、世界中にモダニズムを映し出す素晴らしい作品を遺してくださった槇氏のご活動を讃えるとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

(新倉慎右)

以下、2021年開催の展覧会『アート・アーカイヴ資料展XXI 槇文彦と慶應義塾 Ⅰ:反響するモダニズム』にご来訪いただいた槇氏の写真を掲載いたします。
(掲載に当たっては槇氏ご遺族よりご許可を賜りました。)

 

 

 

 

[槇文彦氏設計の主な慶應義塾の建築物]


慶應義塾図書館 1981年(©慶應義塾大学アート・センター/撮影:新良太)

 


湘南藤沢キャンパス 1990–2023(©慶應義塾大学アート・センター/撮影:新良太)


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