感の生成研究会
本研究会は、学校と文化機関が持続的に協力しあって展開している日本や海外のワークショップ、教育プロジェクトを考察対象としながら、教育と文化をつなぐ新しい回路を模索することを第一の目的としている。研究会は、教育学者、中学校の音楽及び美術科教師、美術館学芸員、精神医学者、音楽療法士からなっているが、教育と文化を結ぶ際、分断されがちな関係諸分野のあいだに共通の言葉を確立しようという試みでもある。
研究会の名称「感の生成」の「感」とは、「感覚」「感情」の双方を意味する。これは、今までの学校教育で主題的に取り上げられてこなかったものである。この名称には、こうした意味での「感」の育成を、文化(しかしそれが何かはまた問題ではあるのだが)を媒介にしながら、模索したいという意図が込められている。
第2回例会
感性化トレーニングについて−音楽療法士養成プロセスにおける具体例の紹介−(仮)発表者:岡崎香奈
日時:9月22日(土) 14:30−18:00
場所:慶應義塾大学 中等部音楽室(14:30大学三田キャンパス研究室談話室集合)
第1回例会
「感性教育におけることばと造形」
発表者:後藤文子
日時:6月23日(土)
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 研究室棟 真壁宏幹研究室