Booklet 06 ジェネティック・アーカイヴ・エンジン——デジタルの森で踊る土方巽
慶應義塾大学アート・センターが世界に誇る「ジェネティック・アーカイヴ」について、そのパイロット・モデルである「土方巽アーカイヴ」の全貌を記述する試み。ジェネティック・アーカイヴの歴史を概観する序論に続き、Ⅰ:ジェネティック・アーカイヴ・エンジンの方法論、Ⅱ:土方巽の舞踏創造の方法をめぐって、Ⅲ:アーカイヴと生成論の3部構成になっている。
B5変型 96頁 700円(税込)送料210円 2000.3.31発行
目次
- ジェネティック・アーカイヴ構築のための歴史的概観(鷲見洋一)
- I. ジェネティック・アーカイヴ・エンジンの方法論
- 土方巽アーカイヴ「ジェネティック・アーカイヴ・エンジンにおけるドキュメンテーションについて」(柳井康弘)
- 土方巽デジタル・アーカイヴのデザイン理論(内田まほろ)
- 空値とその始末——半構造の設計論(遠山元道)
- Ⅱ. 土方巽の舞踏創造の方法をめぐって——舞踏の本質と作舞におけるシュルレアリスムの思想と方法(森下隆)
- Ⅲ. アーカイヴと生成論(Genetics)——「新しさ」と「似ていること」の解読にむけて(前田富士男)