センチュリー文化財団寄託品展覧会 和歌のキャンバス—懐紙にしたためられた歌
人々が集って和歌を発表する場が「歌会」です。そこに提出された歌は声に出して唱和されました。提出のために歌をしたためた紙が「和歌懐紙」で、白くて大きな紙が用いられました。基本的に歌人の自筆であること、丁寧に清書されていることなどが尊重されて、鎌倉時代以降の多くの懐紙が大事に保存され、伝えられてきました。
今回は、慶應義塾に寄託され斯道文庫が保管しているセンチュリー文化財団所蔵品のなかから約30点を選び、南北朝時代から江戸時代にかけての天皇や公家、僧侶や武士らの和歌懐紙をご覧頂きます。 懐紙を絵画のキャンバスと見立てて、時代や身分、書道の流派の違いが生み出す様々な変化を、じっくりと鑑賞しつつ楽しんで頂ければ幸いです。
日時と場所
第一会場
慶應義塾図書館 展示室 2013年11月6日(木)〜11月28日(木)
入場無料 ※ 休館日:日・祝日・11月21、22日
第二会場
慶應義塾大学アート・スペース 2013年10月29日(火)〜11月19日(火)
入場無料 ※ 休館日:土・日・祝日
最寄駅:JR山手線・京浜東北線田町駅、地下鉄三田線三田駅、大江戸線赤羽橋(アクセス・マップ)
関連催事「第26回斯道文庫講演会 懐紙——書式の変遷と書流」
平成25年11月15日(金)
センチュリーミュージアム館長 神崎 充晴 氏
14時45分 ~16時15分
慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール
事前申し込み不要 入場無料
主催など
慶應義塾大学附属研究所斯道文庫、慶應義塾大学アート・センター、慶應義塾図書館
お問い合わせ
慶應義塾大学附属研究所斯道文庫
03-5427-1582 http://www.sido.keio.ac.jp/