東京 ローズ・セラヴィ——瀧口修造とマルセル・デュシャン
瀧口修造(1903-1979)の1960年代から歿年にいたる活動の根幹をなしていたもの、それは言語とオブジェをめぐるつきせぬ考察であり、とりわけマルセル・デュシャンとの交流がその源泉でありつづけました。
瀧口は現実の企図とも架空ともつかない「オブジェの店」の命名をデュシャンに求め、デュシャン自身の偽名「ローズ・セラヴィ」を与えられます。本展示は『マルセル・デュシャン語録』をはじめ「東京 ローズ・セラヴィ」の名のもとに制作された一連の作品を通覧し、これまで明らかにされることの少なかった1973年の渡米時の資料とあわせて「後期瀧口」の活動の核心に光をあてる試みです。
日時
2012 年12月3日(月)〜22日(土)10:00–1700(土曜開館・日曜閉館)
入場無料
場所
慶應義塾大学アート・スペース
〒108-8345 東京都港区三田3-2-5 慶應義塾大学南別館1F [JR田町駅、地下鉄三田駅より徒歩約8分] アクセス・マップ)
[関連催事]講演会「瀧口修造をめぐって」
2012年12月8日(土)14:00-15:30 慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎519教室
講師:岡崎和郎氏(美術家)×加納光於氏(画家)
事前申込不要。直接会場にお越しください。
主催
慶應義塾大学アート・スペース、慶應義塾大学アート・センター
お問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター
108-8345 東京都港区三田2-15-45
TEL. 03-5427-1621 FAX. 03-5427-1620