新しいアーカイヴ学のために:アート・アーカイヴ実践の現場から
平成21年度 文部科学省 人文学及び社会科学における共同研究拠点の整備の推進事業
慶應義塾大学アート・センターでは、1998年の土方巽アーカイヴを皮切りとして芸術にまつわるアーカイヴの活動に取り組んできました。加えて、実践の場においてアート・アーカイヴに関する講義を行うことを目し、2007年度より講座を設置して授業を行っております。アーカイヴの講義はともすると資料の取扱や保全のノウハウに傾きがちですが、実際の資料体を前にアーカイヴを構築することを想定するならば、むしろその前提となるアーカイヴ構築の考え方、あるいはアーカイヴ的思考を学ぶことこそが重要といえましょう。それはまた、アーカイヴ学の新たな境地を開くと同時に芸術学の可能性に寄与することにつながります。
今回はアート・センターの講座の実践から生まれてきたオープン・テキストの試みを提案するとともに、近現代芸術の研究に携わり、大学教育の現場にいらっしゃるお三方をお迎えし、新しいアーカイヴ学の可能性について考えたいと思います。
日時
2010年2月6日 (土)14:00–17:00会場
慶應義塾大学(三田)第一校舎 109教室[入場無料・事前申し込み不要] (港区三田2-15-45 JR田町駅・都営地下鉄三田駅から徒歩8分:アクセス・マップ)パネリスト
- 林 道郎 上智大学 国際教養学部 教授
- ミン・ティアンポ カールトン大学(オタワ)准教授、同大学附属研究所 Centre for Transnational Cultural Analysis(CTCA)創設メンバー
- 粂川 麻里生 慶應義塾大学 文学部 教授/ アート・センター 所員
- 上崎 千 慶應義塾大学大学院 文学研究科 特別研究助教
モデレーター
- 渡部 葉子 慶應義塾大学アート・センター 准教授/キュレーター
主催
慶應義塾大学アート・センター 芸術創造資源のための対話型アーカイヴ構築推進プログラムお問い合わせ
慶應義塾大学アート・センター
芸術創造資源のための対話型アーカイヴ構築推進プログラム
TEL 03-5427-1621 FAX 03-5427-1620
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45