「イサム・ノグチの空間――総合的環境デザイナー(設計者)としてのイサム・ノグチ」
港区+慶應義塾大学アート・センター
アート・マネジメント講座2009 第2回公開講座
2006年度よりアート・センターは港区と協働して、アートを身近なものにするため、作品の「創り手」と、それを鑑賞する「受け手」とをつなぐ、「アート・マネジメント」を担う人材を育成する講座を開催しています。
本講座は、各回ごとにテーマを定め、文化芸術とそれをとりまく環境を、より多くの人に理解していただくことをめざして開催する公開講座の第2回目です。
慶應義塾大学三田キャンパスの「萬來舎(ばんらいしゃ)」(1951年竣工)は、古今東西に、希有でユニークな、真に21世紀的インテリア、庭、総合的環境空間である。20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチを、モダン・アートの彫刻概念を超えて果敢な実践をおこなった新たな芸術、「庭」の創案者としてとらえる。より社会的、空間環境的な広がりのある「新たな芸術としての庭」の構想者としてのノグチは、個人の身体の記憶と、地域文化の記憶の交わるような、未踏の場所を夢見た。その出発点として、萬來舎を位置づけ、谷口吉郎建築と、ノグチ・インテリアの関係の深みに迫る。
日時
2009年10月10日(土) 13:30-15:30(13:00開場)会場
慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎 517番教室(港区三田2-15-45 JR田町駅・都営地下鉄三田駅から徒歩8分:アクセス・マップ)
対象
港区内に在住・在勤・在学の方(定員300名)
ただし、慶應義塾の学生・生徒・教職員は、三田キャンパス以外でも可。
参加方法
事前申込み不要・参加無料 当日、会場へ直接お越しください。講師
新見 隆(武蔵野美術大学芸術文化学科教授/慶應義塾大学アート・センター訪問所員)
<プロフィール>
にいみ・りゅう/1958年、広島県生れ。慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業。1982年から1999年2月まで、西武美術館・セゾン美術館の学芸員として、展覧会の企画を担当。1999年武蔵野美術大学 芸術文化学科教授。フリーランス・キュレーター。ミュージアム&アート・コンサルタント。 イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問。 慶應義塾大学アート・センター訪問所員。 ギャラリー冊、アート・ビオトープ那須、顧問・キュレーター。
主催
港区 http://www.city.minato.tokyo.jp/共催
慶應義塾大学アート・センター問い合わせ
- 港区地域振興課文化協働推進係
- 〒105-8511 東京都港区芝公園1-5-25 Tel: 03-3578-2111 内線2343
- (一時保育を希望の方は、電話で9月30日(水)までに地域振興課へお申込みください。)
公開講座に加えて、下記の日程で現在の「萬來舎」をご覧いただけます。
- 「谷口吉郎とノグチ・ルーム」展
- 会期:2009年10月6日(火)~17日(土)[休館日 11日(日)、12日(月・祝)]
- 時間:11:00~18:00
- 会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 南館3F/ルーフ・テラス[入場無料]
詳細についてはこちらをご覧ください。お問い合わせはアート・センターまで。