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ルーヴル美術館・サマースクール in Japan

ルーヴル美術館・サマースクール in Japan

概要

日時
2007年7月30日(月)〜8月1日(水)
会場
慶應義塾大学三田キャンパス(東京都港区三田2-15-45)
主催
ルーヴル美術館、慶應義塾大学アート・センター、日本経済新聞社
助成
フランス大使館文化部
協賛
損保ジャパン、大日本印刷
協力
グラン・ルーヴル・オ・ジャポン、日本航空

ルーヴル美術館講師紹介

ジャン=リュック・マルティネス
(古代ギリシャ、エトルリア、ローマ部門主任学芸員)(以下JLM)
カトリーヌ・ギウ
(パブリック局長)(以下CG)
クリストフ・モナン
(文化推進局次長)(以下CM)

プログラム(予定)

1日目【7月30日(月)】

午前:イントロダクション
10:00-12:30
一般公開セッション(全受講生50名が参加、一般参加者450名と合同)
  • 2006年に行われたルーヴル美術館についての日本調査の結果を紹介
    日本の観客の行動心理と展覧会や美術館への要望について(担当講師CM)
  • 最近のルーヴル美術館の主な動きについて
    • コレクションの展示(担当講師JLM)
    • 来場者を美術館の最優先課題に据えること:どのような考えに基づくのか、どのような組織形態なのか、なぜパブリック局が必要なのか?(担当講師CG)
    • 展覧会を補うための文化的制作物について(担当講師CM)
12:30-14:00昼食
午後:作品収集の方針、来場者政策、現代アートへの歩み寄り
14:00-16:00
ワークショップ形式での授業(各グループ16~17名の受講生で構成)
[グループA] パーマネントコレクションを活性化させる方法について(担当講師JLM)
  • 作品収集について
    作品収集方針の合目的性
    可能な方法:作品購入、寄贈、代物弁済、メセナ、長期借用、美術館同士の作品交換、寄託
  • 常設展示を革新する方法について
[グループB] ある特定の観客層からの要望にどのように応えるか?(18~26歳の層を例に)(担当講師CG)
  • この年齢層の主な特徴
  • 入場料割引制度と特典:カルト ルーヴル ジュンヌ
  • 外部の関係組織との連携
  • 適切なサービスの提供:金曜夜(18時~22時)に若者向けの特別開館時間を設ける
[グループC] 現代のアーティストを歴史的な美術作品を収蔵する美術館に結び付けるには?(担当講師CM)
  • コレクションの中の現代アート:一時的あるいは永続的な方法
  • 映画:ダ・ヴィンチ・コードからTsaï Ming Liang(中国系マレーシア人映画監督)まで
  • アニメマンガ:マンガ“ルーヴルに氷河期が訪れたら?”
  • パフォーマンス公演:オーディトリアムや展示室で
16:00-16:15休憩
16:15-17:45全体セミナー:各グループで話し合った内容を代表者が報告・再検討(全受講生50名が参加)

一般公開セッションのみにご参加希望の方は、7月上旬に下記ホームページで応募方法の詳細をご案内しますので、そちらをご参照ください。
http://www.nikkei.co.jp/events/

2日目【7月31日(火)】

午前・午後:企画展について
9:30-11:00
全体セミナー(全受講生50名が参加)
  • ルーヴルでの様々な企画展の分類 (担当講師CM)
  • 企画展が開催されるまでのプロセス – 「プラクシテレス展」 の例(担当講師JLM)
  • 企画展に来る来場者の特徴(担当講師CG)
11:00-11:15 休憩
11:15-12:45
(12:45-14:00 昼食)
14:00-15:30
ワークショップ形式での授業(各グループ16~17名の受講生で構成)
[グループA] 具体的な展覧会例をもとに
2006年に日本で開催された “ルーヴルの古代ギリシャ(Louvre Louvre)”(担当講師JLM)
  • 作品のセレクション
  • 展示/会場構成
  • 展覧会見学のツール(キャプション、パネル、カード、映像)
  • 図録
[グループB] 何をどの観客層に伝えるか?そしてそのツールは?(担当講師CG)
  • 文字によるツール:キャプションから図録まで
  • マルチメディアによるツール:マルチメディアガイド、Visite +
  • 言葉による伝達:ガイドツアー、アトリエ
[グループC] 展覧会をどのように運営するか?(担当講師CM)
  • 組織づくり、スケジュール
  • 経費と収入
15:30-15:45 休憩
15:45-17:15 全体セミナー:各グループで話し合った内容を代表者が報告・再検討(全受講生50名が参加)

3日目【8月1日(水)】

午前:美術作品の理解に最適であるマルチメディアの利用について
10:00-12:30
全体セミナー:LOUVRE - DNP Museum Labを訪問(全受講生50名が参加、現地集合)
  • 独自のマルチメディアツールを体験
  • タナグラ人形3点を展示したMuseum Labを訪問(JLMとDNPの担当者による解説)
  • Museum Labのコンセプトについて(CMとDNPの担当者による解説)
  • 前回の展示(ジェリコー)の来場者調査の考察(CGとDNPの担当者による解説)

※LOUVRE - DNP Museum Lab:東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F
12:30-14:00 昼食 (慶應義塾大学三田キャンパスへ各自移動)
午後:美術館の教育的役割について
14:00-17:30
全体セミナー (全受講生50名が参加)  
“La Classe Louvre ”の上映(日本語字幕付き)
美術館の教育的役割についてディスカッション
サマースクール全体のまとめ(すべてのプログラム終了後、懇親会を予定)