ルーヴル美術館・サマースクール in Japan
開催趣旨
今回初めて開催するこのサマースクールのテーマは、「ミュージアムのコレクションをいかに活性化するか?」です。ルーヴル美術館は、“コレクションを活かす”とは「すでに美術館に来たことがある観客に、より頻繁に訪れてもらい、場所とコレクションに親しんでもらう」「新しい客層がコレクションを見に来るように働きかける」という主に2つの目的を追求することだと考えています。そのために「物理的距離の遠さ」「学校教育や家庭環境において、美術館や芸術作品に親しむ機会が無い人が多い」「社会的、経済的な理由から美術館に出かけるということの優先順位が高くない」「文化や娯楽分野の競争が激しく、“話題性”のないものには関心がない」などを取り組むべき主要課題としてとらえ、目的達成のための戦略を立てています。
本企画は、アートマネジメント、プロデュース、学芸員などを目指す学生や社会人、現職の美術館職員などの専門家、そして企業の社会貢献やメセナの担当者などを対象に、美術を扱う仕事の基本的な考え方を世界屈指の美術館である ルーヴル美術館に学ぼうというものです。単なる一方的な講義ではなく、ワークショップ形式の積極的な討論や交流を通して、日仏相互のより深い理解と新たな発想や戦略の開発に貢献することができれば幸いです。
プログラム概要
日時 | 内容 | 概要 | |
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1日目 | 午前 | 一般公開セッション | 慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎501番教室 |
午後 | 3グループに分かれてのワークショップ・全体セミナー | 慶應義塾大学三田キャンパス | |
2日目 | 午前 | 3グループに分かれてのワークショップ・全体セミナー | 慶應義塾大学三田キャンパス |
午後 | |||
3日目 | 午前 | LOUVRE - DNP Museum Lab訪問 | 五反田LOUVRE - DNP Museum Lab |
午後 | 全体セミナー・まとめ・懇親会 | 慶應義塾大学三田キャンパス |