イタリア文化のいま——ルケッティ監督夫妻にきく
映画理論研究会
訪問講師イニャツィオ・ジョエ氏の進行でイタリアの映画監督ダニエレ・ルケッティ氏及び、夫人で女優のステファニア・モントルシ氏をお迎えし、イタリア映画の現状についてその問題点を提起していただく。又、氏の作品 2本を紹介予定。1995年の作品『La Scuola』(日本語字幕スーパー付)と、モントルシ氏が出演している 2003年の作品『Dillo con parole mie』を中心に議論を進める。
2004年11月1日
於:三田キャンパス 西校舎516番教室
講師
- ダニエレ・ルッケティ(映画監督)
- ステファニア・モントルシ(女優)
司会:イニャツィオ・ジョエ(慶應義塾大学訪問講師)
主催:慶應義塾大学アート・センター/映画理論研究会
協力:イタリア文化会館
講師紹介
1988年カンヌ映画祭正式出品作となった長編第1作『イタリア不思議旅』が'88イタリア映画祭で日本にも紹介されたダニエレ・ルケッティ監督ですが、つづく『鞄もち』 (1992)と『嵐が来た』 (D.ドナッテロ賞受賞作1993)でも成功を収めた後に撮ったのが本作品 『 La Scuola』です。 1960年ローマ生まれのルケッティはイタリア社会のあまり知られていない側面に取り組み、日常のヒロイズムや反発心を生み出しているイタリアの学校の現実の姿を描いています。現在は、『ガブリエルの贈り物』 (原作は英国系パキスタン人作家ハニフ・クレイシ著の小説)を準備中。