詩をめぐるコラボレーション 2001 「俳」を読む
本来 和歌はうたうものであった
俳句においても 西鶴の万句興行など
肉声をもって奉納されたことは
見逃しがたい事実である
「よむ」という動詞から音が失われ
活字ばかりを追う読み方になって久しい
「肉声」で「俳」を表現することの意味を
いまひろく問うてゆきたい
「俳」を根源とする文学の享受に
失われていた肉声を取りもどすべく
俳人
女優
演出家
三様のこころみ
2001年5月31日
於:三田キャンパス 北館ホール
出演
- 行方克巳(知音俳句会代表/慶應義塾中等部教諭)
- 西村和子(知音俳句会代表)
- 中村ヨシミツ(ギター奏者)
- 藤田弓子(女優)
- 中村哮夫(演出家)
主催:慶應義塾大学アート・センター