アート・アーカイヴ特殊講義
アート・センターはこれまでに、身体表現・美術・環境デザイン・音楽・評論にまたがる四つのアート・アーカイヴ、すなわち土方巽、瀧口修造、ノグチ・ルーム、油井正一のアーカイヴを構築してきました。本講座は、その実績をふまえ、また世界のアート・アーカイヴの実践活動を参照しつつ、アート・アーキヴィストの養成およびリカレント的な教育を目的として開設されました。
アート・アーキヴィストとは、美術資料の収集・保存・調査・研究・公開・普及を目的とする学芸員の活動にくわえ、対象とする資料の範囲を音楽、演劇、舞踊、身体表現、文学などの芸術領域とし、またデジタル情報化を中心に知的財産、公共財、社会受容の視点から資料の研究と活用を行う専門家です。現代社会は、文化活動を支える創造的なコンテンツ・デザインを要請しています。この講座は、そうした求めに対応しうる新しいアーキヴィスト概念を追究し、人材の育成をめざします。
履修上の取り扱い
慶應義塾大学大学院生が対象です。受講資格・条件等はありませんが、履修の取り扱いについて各研 究科の履修案内で確認の上、履修申告をしてください。
ガイダンス
履修希望者は、4月13日(水)12:30 ~ 13:00(524番教室)に出席してください。秋学期にはガイダンスは行いません。