慶應の建築

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ワーキング・グループの記録

第4回:大学内建造物のあり方と建築アーカイヴについて

大学内建造物のあり方と建築アーカイヴについて

参加者:前田富士男、中島恵、亀村佳宏(映像撮影)

2009年3月26日(木) 慶應義塾大学三田キャンパス 南館

プロジェクト・リーダーである前田富士男に大学における建築の問題、文化財保存の問題、建築アーカイヴの問題についてヒアリングを行った。インタビューの場所は数年前に移築問題でさまざまな議論を巻き起こした慶應義塾大学三田キャンパス南館、とくにそのルーフテラスに移築改修された旧第二研究室内談話室(新萬来舎)。解体された旧第二研究室(新萬来舎)の建設当時の経緯やその土地が持つ意味が再確認された。


第3回:動画による建築アーカイヴの構築とその方法について

動画による建築アーカイヴの構築とその方法について

参加者:亀村佳宏(映像撮影)、渡部葉子、上崎千、中島恵、本間友

2009年3月11日(水) 慶應義塾大学 アート・センター

具体的な撮影内容を決定、また、建築アーカイヴに求められる「ニュートラルな映像」がどういったものなのかを検討。あわせて今後の予定ならびに課題が話し合われた。映像の場合、後に用途にあわせて変換できるよう、高画質かつ使用方法の可能性が広い方法で撮るべきであり、ステディ・カムによる撮影が亀村氏によって提案された。映像を鑑賞した人が記憶の中で建物を再構築できるような映像を撮影することは、身体的な記憶のアーカイヴ化という問題とも関係もつ、という意見が出された。


第2回:スチル撮影のスケジュールと方向性について

スチル撮影のスケジュールと方向性について

参加者:新良太(写真家)、渡部葉子、上崎千、中島恵、本間友

2009年2月20日(金) 慶應義塾大学 アート・センター

プロジェクトが目指すアーカイヴの方向性、および撮影計画について検討。基本的な図面と写真のほかに、写真を含む一定のデータを集めることで、まずは建物を記憶のなかで再構築できるようにする。また、アート・センターが行うことの意義として建物管理・設計の観点ではなく芸術史的観点から建築の問題をとらえることを目指す。また、建築を使用するユーザーの立場からのアーカイヴィングを目指し、ユーザーの記憶、すなわち建物が使われていた状況を伝えうる資料体を作り出すという方向性を確認した。新氏からはこれまでの建築撮影の経験に基づいた撮影計画への助言、建築の資料化における課題や提案などを得ることができた。


第1回:プロジェクト全体の作業計画について

第1回:プロジェクト全体の作業計画について

参加者:高野泰彦、渡部葉子、上崎千、本間友

2009年2月18日(水) 慶應義塾大学三田キャンパス 管財部

プロジェクト趣旨の確認および、建築写真撮影の進行方法、過去の写真の状況について討議。撮影にあたっては、解体予定の建築物を最優先し、続いて竣工年代の早い建築の撮影を進める。プロジェクト実施のためには、建替工事などの事務的な情報を管財部と共有することが肝要である。また、塾内建築をうつした過去の写真記録の確認と活用については、学内数カ所に分かれてそれぞれの部署の立場から写真が保存されているため、これらの現状確認および包括的な調査が必要と判明した。図面の公開については、配置図の公開は可能であるが、詳細図面は管理上の観点からもそのままでの公開は困難である。図面に限らず、アーカイヴィングによって記録化されたマテリアルの公開については、慎重な検討が必要であり、今後の課題として検討していくこととした。