映画の/と時間 その9 『リチャード・フライシャーの魅力』
なぜ今フライシャーなのか。だが、フライシャーを語るのに前提は要らない。それはフライシャーがフライシャーだからである。それは映画が映画であることの本質と深く関わっている。ゆえにそれを語ることは誰にも許されているわけではない。語られる対象は語る者を選ぶ。それがフライシャーなのだ。
R・フライシャー(1916〜)が撮った作品はジャンルから見ても、作画法においても実に多岐にわたるが、実はそのフィルムは相互に通底しあい、共鳴しあい、どれもが紛れもないフライシャーのオーラを発している。ここではウォルト・ディズニーに抜擢されて初めて撮ることになったA級作品『海底二万哩』の一場面と、50年代のメジャーでの最後の作品となる『フォートブロックの決闘』の一場面を取り上げ、両者の間に見られる一見説明のつかない類似性を分析する。両者を取り囲む50年代の作品群の中で特異な役割を演じている三つの要素がその類似性を際立たせるカギとなる。さて、その三つの要素とは・・・。
Date
2005年6月22日
Venue
三田キャンパス 北館ホール
Audience
Enquiries and bookings
Lecture[映画の/と時間]
Date
2005年6月22日
Venue
三田キャンパス 北館ホール
Audience
Lecturer/Performer
講師:関口 良一(CINETIC編集長)、司会:藤崎 康(映画評論家)
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Organiser(s)
慶應義塾大学アート・センター|映画理論研究会
What's on
- SHOW-CASE PROJECT Extra-1 Motohiro Tomii: The Presence of Objects and Matters
- 舞踏家・上杉満代による舞踏ワークショップ「呼吸を遊び 体と遊び 床を踏む!」
- Correspondences and Hyōryūshi [Drifting-poetry]
- インクルーシヴ・プログラム 「きょうの料理」でめぐる100年!ツアー
- Papier Plié 02: Correspondences between Shuzo Takiguchi and Shusaku Arakawa/Madeline Gins — Margin and Blank
- ラーニング・ワークショップ「放送博物館」で考えるーアナログ技術のこれまで・これから