Contemporary Eyes II: from here
現代美術の作品には同時代を生きるアーティストたちが、今をどう生き、世界をどう捉えているか、ということが現れています。「同時代の眼」シリーズでは現代作家が提示する世界観や表現を紹介します。
第2回展では、スタンリー・ブラウン(b. 1935) とダニエル・ビュレン(b. 1938)の作品を展示します。今回の案内状には、残念ながら作品写真を掲載できません。それはこの二人の作品の在り方と深く関わっています。
ブラウンは作品を写真で図版化することを許しません。「単位」と「距離」について考察し、問い直すブラウンの基本には実測があり、図版化されてリアルでなくなってしまった「長さ」を許可する訳にはいかないのです。ブラウンが1メートルや1フィートなど、日常的な測定「単位」と「距離」について考察し、問い直す姿勢は、我々に日常的な事象に対する再考と再 発見をもたらします。一方、ビュレンは8.7 センチメートルのストライプというツールを用いて、様々な社会的な仕組みや構造をあらわにします。ビュレンが自分の作品を総じて「場における作品」と呼ぶように「現場」にいることが重要なのです。ビュレンはこう言います̶̶「私の作品についての可能な唯一の情報はそれを実際に見ることである。」
写真には出来ない作品、写真にすることを許されない作品—展覧会場でそれを目撃してください。作品は観者と出会うところに現出するのですから。
全ては、此処から—
Date
2012年6月25日[月]〜7月27日[金]
Venue
慶應義塾大学アート・スペース
Audience
Cost
無料
Enquiries and bookings
慶應義塾大学アート・センター
108-8345 東京都港区三田2-15-45
TEL. 03-5427-1621 FAX. 03-5427-1620
pj.ca.oiek.tsda@ijnet-ca
Exhibition[同時代の眼]
Date
2012年6月25日[月]〜7月27日[金][土・日・祝 休館] 10:00〜17:00
Venue
慶應義塾大学アート・スペース
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学南別館1F [JR田町駅、地下鉄三田駅より徒歩約8分] )
Audience
Cost
無料
Enquiries and bookings
慶應義塾大学アート・センター
108-8345 東京都港区三田2-15-45
TEL. 03-5427-1621 FAX. 03-5427-1620
pj.ca.oiek.tsda@ijnet-ca
Organiser(s)
主催:慶應義塾大学アート・スペース|慶應義塾大学アート・センター
What's on
- SHOW-CASE PROJECT Extra-1 Motohiro Tomii: The Presence of Objects and Matters
- 舞踏家・上杉満代による舞踏ワークショップ「呼吸を遊び 体と遊び 床を踏む!」
- Correspondences and Hyōryūshi [Drifting-poetry]
- インクルーシヴ・プログラム 「きょうの料理」でめぐる100年!ツアー
- Papier Plié 02: Correspondences between Shuzo Takiguchi and Shusaku Arakawa/Madeline Gins — Margin and Blank
- ラーニング・ワークショップ「放送博物館」で考えるーアナログ技術のこれまで・これから